令和５年度　第７６回卒業証書授与式

令和５年度天草高校 卒業証書授与式（卒業式）に参列しました

２０２４年３月１日（金）　天草高校体育館にて 全日制過程 第７６回卒業式が開催され関西図南会として参列してきました。今年の卒業生はコロナ禍の時に入学したにも拘わらず逞しく立派に学び、無事卒業式を迎えることができたことを心から祝福したいと思います。

今回は天草エアライン「みぞか号」を利用して大阪から熊本経由で天草へ向かいました。「みぞか号」は名前の通り可愛い４８人乗りプロペラ機です。眼下には阿蘇山と天草五橋の大パノラマが見られます。

２月２8日（水）と２９日（木）は「天草プラザホテル」に宿泊しました。バスセンターから近くて、とてもリーズナブルで快適なホテルです。今回も同窓生の山下会長とお会いすることができました。

令和６年２月２９日（木）
★ 天草高校同窓会入会式　　　於：天草高校体育館

卒業式の前日、天草高校同窓会 「図南会」入会式が挙行されました。卒業生は卒業と同時に「図南会」へ入会となります。今年度は全日制と定時制あわせて１９４名です。
入会式は安田公寛同窓会会長の式辞に始まり、中川正利天草高校校長挨拶、来賓・図南会役員紹介があり、各地区図南会からは関東、中京、関西、福岡、熊本、八代が列席しました。
関西図南会からは私が「関西に来られたら同窓会に声をかけてください」と、歓迎の言葉を述べました。皆で卒業生を暖かく迎えたいと思います。

★ 第３回情報交換会（於：天草学習センター）　＆　　懇親会（於：栄美屋旅館）

天草高校に隣接の学習センター１階にある図南会の事務室で地区図南会の現況報告及び若い世代の取り込み等について活発な意見交換が行われました。
コロナで暫く中断していた懇親会でしたが、本部図南会と各地区図南会メンバーとの顔合わせができ、それぞれが抱えている問題の情報交換をする良い機会でした。
どの地区の同窓会も役員が若返って運営している現況を痛感しました。

令和６年３月１日（金）
★ 令和５年度（２０２３年度）卒業証書授与式　全日制過程　第７６回　於：天草高校体育館

来賓３３名の列席のもと、天草高校中川正利校長から全日制過程１８７名（男子６９名 女子１１８名）に卒業証書が授与されました。
中川校長から卒業生への贐の言葉として、アップルCEOのステイーブ・ジョブズの話から「アンラーン（unlearn）」という言葉を送られました。
アンラーンとは既に持っている規定概念や固定概念を捨て、再び学び直すことで新しい価値観を生み出すことです。「学びほぐし」とも言われています。
TSMC進出による一つのきっかけで熊本が大きく変わったように「人生１００年時代」に変化への対応と成長が求められる昨今、とても為になる言葉でした。
図南会安田会長から雛鵬賞が授与されました。この賞は「正大・剛健・寛厚」の三綱領の精神に則り、在学３か年を通じ文武両道の実績に励み、優秀な学業成績を納め、人物学業共に全校生徒の模範となる者に、今後の飛躍に限りない期待を寄せて同窓会から授与されるものです。

その後、熊本県がんばる高校生表彰、池田和貴熊本県会議員他の来賓挨拶や来賓紹介があり、在校生総代・送辞、卒業生総代・答辞と進んでいきました。
在校生の送辞、卒業生の答辞いずれにも一貫してコロナ禍から解放され、文化祭、体育祭で皆が知恵を出して計画し、協力しながら開催出来た達成感あふれた言葉が綴られて、今日の卒業式を迎えられた喜びの気持ちが伝わってきました。卒業生も進路が違う同級生と別れるのが辛く、ついつい声が詰まり、バックミュージックと相まって出席者・参列者の涙を誘い、印象的な卒業式でした。
最後に、「塵かん遠く隔てたる」の校歌を全員で歌い閉式となりました。

卒業式の前日、図南会入会式の始まる前に文房具売店に寄りました。生徒たちはノートやパンを買いに来ていて賑わっていました。売店のおばさんに「明日の卒業式にも来るのですか？」と聞いたら「卒業式は毎年、休んでいるのです。卒業式で生徒たちと別れるのが辛いんです。」長年、高校生と接してきたおばさんの気持ちがひしひしと伝わる言葉でした。私も６１年前を思い出し、高校の徽章を求めてきました。

´　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第15回卒　副会長　本島　昭男　記