図南会大同窓会に出席

ふるさとへ 天草へ

11月11日
8時04分、新幹線「さくら545号」は新大阪駅をスタート。 田舎に用事があるという前中事務局長が、どうせこの時期に帰省するのなら大同窓会に参加すると、日程を調整して同行となりました。 前回帰省したのはいつだったかを考えると、実に7年ぶりになります。
故郷・天草を離れて60年が過ぎました。現在、天草在住は姉と妹のふたり、甥姪が3人だけで、私も来月で80歳、故郷もすっかり遠くなってしまいました。 あとになって思ったのは、大同窓会出席の機会をいただいたことが、故郷への想いや接し方に、このあと変化していく予感がします。そんな旅だったようです。
熊本に着いたのはお昼前、構内でコーヒータイムをして、念願だった三角線の「 A列車で行こう号」に乗り込みました。
この列車は12年前に運行が始まり、コンセプトが「大人の旅」です。内装が豪華でバーカウンターを備えていて、おしゃれな酒場で呑みながら旅が出来る列車です。ただし、三角線ですから一時間弱の制限付きですが。 ちなみにA列車のAとは、Adult(大人)のAとAmakusa(天草)のAの頭文字からきているそうです。 乗り込んでみると、豪華な内装でした。ただ驚いたのは、予想と違って1両に乗客3~4組のガラガラ状態。天草の活性・観光を含めていろいろ考えさせられました。

三角駅へは前中さんの姪御さんが迎えに来てくれていて、天草上島を案内してもらいました。
松島から南側を通る国道266号線のドライブは生まれて初めての経験でした。
松島から姫戸、龍ヶ岳へと八代海(不知火海)を左に見ながら、次の倉岳へ向かいます。
「あれが御所浦だ!」とつい興奮。天草で初めて見る景色ばかりに、これまで何をしていたのだろうと自問。
栖本を過ぎ下浦へ、瀬戸大橋から新しく出来た天草未来大橋を眺め、上島をくるりと北側に回って志柿へ。初めて景色に、写真を写すのも忘れて見入ってしまいました。
そして、昼食に食べたお刺身定食は美味しくて、天草へ帰ったと実感できたものでした。

今回は久玉に住む妹の家に厄介になる予定で、本渡のバスセンターまで送って欲しいとお願いしたら、はるか久玉まで送っていただきました。

11月12日
令和5年度天草高校大同窓会は、ホテルアレグリアガーデンズ天草で開催されました。
参加数196名で、来賓は各地区図南会代表7名、高校関係者4名であわせて11名のみでした。なお中川正利校長先生は、当日が倉岳分校文化祭と重なり欠席でした。
今年の担当学年は高29回、高34回、高39回の皆さん。メインの高29回は50名、高34回は38名の出席で羨ましい限りです。

講演会は高29回の野崎良一さんの「60代での開業-第二の人生を歩む」でした。野崎先生は熊本市内で大腸肛門疾患の専門病院・高野病院で副院長をされていた方で、現在上益城郡益城町の「のざき消化器IBDクリニック」の病院長です。消化管の難病である潰瘍性大腸炎、クローン病の炎症性腸疾患(IBD:アイビーディー)の権威です。

休憩のあと、第2部の懇親会に入りました。
益崎洋一郎実行委員長(高29回)の挨拶のあり、6地区の地区図南会会長の挨拶ののち乾杯という順番でした。
余興アトラクションは、高29回のパフォーマンス、そして82歳のドラムおばぁちゃん「チャババ」のドラム演奏等で盛り上げました。
抽選会もありましたが、当選者7名ぐらいで、短時間でまとめていました。

来年は高30回が担当学年で、同窓会旗の引継ぎの儀式が行われ、校歌斉唱へと移っていきました。最後に万歳三唱で、大同窓会が滞りなく終了しました。

今後の関西の同窓会開催の参考になることがたくさんありました。
講演会について、抽選会、料理等々、来年以降の関西での総会・懇親会の参考にしていきたいと思います。

西の久保公園

11月13日
最終日、天草高校にお昼休みに訪問するアポを取っています。
午前中は本渡の街へ。西の久保公園、城山公園(殉教公園)へ行くことにしました。

西の久保公園は、5年程前に開設された公園です。天草高校の北西1.5㎞に位置します。シーズンになると花菖蒲25万本、紫陽花6千本が咲き乱れます。6月上旬は「花しょうぶ祭り」で賑わいます。
河内山溜池、多目的広場、花菖蒲園、遊具広場、花見の丘、見晴らしの丘等々の整備されていて、東京ドーム8個分の広大な公園です。

千人塚

60年以上前、数えきれないはど行った千人塚。前回行ったのは記憶にないくらい前でした。今は天草城山公園として整備が行き届いているようです。キリシタン館もこの公園の中にあります。

母校訪問
大同窓会でお会い出来なかった中川校長先生への表敬訪問と、池邊主任事務長へのお願いのため天草高校に伺いました。
校長先生と親しく歓談させていただいて、関西の同窓会で「天草高校の今(仮題)」でOHを使った講演をやっていただけますか?とお願したら、了解をいただきました。あくまでも、そういう話になったらと念押しはしておきました。
短時間でしたが、来年の関西での再会を約束して校長室を退出しました。
母校訪問のもうひとつの目的である池邊主任事務長への挨拶と、会報の取材等のお願いを済ませました。許可を得て、校内を短時間でしたが何十年ぶりに歩くことができました。

天草高校に別れをつげ帰路につきましたが、最初の日に運転をしてくれた前中事務局長の姪御さんが、この日も熊本駅まで送ってくれました。彼女は会報「あまたか関西」に写真を送ってくれている人で、今年の会報の第一面は彼女の作品です。
ふるさとの優しさ温かさが身に染みた三日間でした。

図南会大同窓会に出席” に対して2件のコメントがあります。

  1. 林田 実 より:

    「ただいまー」の天草、そして今の天草高校の雄姿を写真に収められた天草紀行を楽しく拝見いたしました。
     天草上島の南海岸を通り、帰省中に西の久保公園や千人塚を訪ねられ、素朴な天草を満喫されたようですね。そして、次回帰省の際には、A列車もいいなぁと感じました。  19回卒 林田
     

    1. 前中泰子 より:

      A列車の旅

      姪が「どうして三角駅までなの? 熊本駅まで迎えに行くのに・・・・。」と言ったのですが、JAZZの音楽を聴きながら天草へ帰りたかったので三角駅まで迎えに来てもらいました。お昼の時刻でしたので、デコポンのお酒を飲みながら三角まで行きたかったのですが、天草のお魚を食べたかったので、そこはグーっと我慢をしておりました。天草を離れましたが帰る場所があるって幸せですよね。来年も大同窓会に合わせて帰るようにしよう!

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