ふるさと・天草が舞台の映画紹介

「のさり」という天草弁をすっかり忘れていました。天草で使われている温かい言葉をつい思い起こしてしまいました。
「のさりの島」という天草・本渡を舞台にした映画が上映されています。
同窓会でも話題になっている映画ですが、関西熊本県人会連絡協議会を通じて、この映画の山本起也監督からご案内のメールをいただきました。そこで、関西図南会のホームページで映画「のさりの島」を皆さんに紹介します。
映画の鑑賞はまだですが、公式ホームページやチラシ等を拝見すると、温かさがにじみ出てきます。関西での上映がわかりましたのでお知らせします。
ぜひ誘いあわせて映画館へ足を運んでください。
“のさり”という言葉とともに、ふるさと天草の息吹と温かさを味わってください。

 

“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れるという、天草の優しさの原点ともいえることば。
“のさり”の風が吹く天草で、ひょんなことから生まれる奇妙でやさしい時間。
コロナ禍により人との繋がり、生き方が見直されるようになったいまだからこそ、「のさり」のやさしさ、天草の持つ人間性が心に染み渡る。“その土地に暮らす”ということの重みと、ひとの繋がり、心の交流が胸にじんわりと時を刻んでいく。
「のさりの島」チラシより

― STORY ―
「もしもしばあちゃん、俺だけど…」

オレオレ詐欺の旅を続ける若い男が、熊本・天草の寂れた商店街に流れ着きました。老女の艶子は、若い男を孫の“将太”として招きいれたのです。若い男はいつの間にか、“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになり、やさしい“嘘”の時間に居場所を見つけていくのでした。
地元FM局のパーソナリティを務める清ら(きよら)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映会を企画します。ひょんなことから“将太”も、上映会の企画チームに連れ込まれてしまいます。
賑わいのあった頃の天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる清ら。かつての銀天街の痕跡を探す中で、艶子の持っていた古い家族アルバムに、“将太”は一枚の写真を見つけます—
本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子…。
街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに映し出された天草のかつての記憶。

「将太さん、本当はどこのひとなの…」

公開予定(抜粋)
名古屋 名演小劇場 6/26~7/2(公開中)
伊勢  新富座 7/17~7-30
京都  京都シネマ 6/25~7/1(公開中)
大阪  シネ・リーブル梅田 7/16~
神戸  シネ・リーブル神戸 7/23~
広島  横川シネマ 7/1~7/14
尾道  シネマ尾道 7-3~7/9
岡山  シネマ・クレール 未定
※ それぞれ予定ですから、詳細は各映画館に問合せてください。 

山本監督からいただいたメールを紹介します。

先日お知らせいたしました、映画『のさりの島』の件で追加のお知らせです。『のさりの島』の映画監督の山本と申します。
熊本、天草を舞台にした映画『のさりの島」の上映が続いております。天草、熊本を始め、東京でも多くの方に劇場に足をお運びいただき、上映館も全国で27館に広がっております。
先日は蒲島知事からも『のさりの島』に対する丁寧なお礼のお手紙もいただき、恐縮しておるところでございます。
私は静岡の生まれでして、この映画を撮るまでは「のさり」という言葉も知らず生きてまいりましたが、映画を通じ熊本に伝わる豊かな精神性を知り、本当にありがたく思っております。
のさりとは、「ついている」とか「ついていない」とか、そう言った表層的な利害とは全く別種の、自分に降りかかることは例えそれが「ついて」いようと「ついて」いなかろうと、すべての偶然を自分の人生にとって意味のあること、必然として捉え直す、大いなる哲学だと感じております。
コロナの状況で「人が人を裁く」ような本当に息苦しい状況において、この言葉は次代の哲学になりうるとすら思える豊かな響きを帯びていると感じます。私もこの映画を熊本、天草で撮影させていただいたことを「のさり」と受け止め、一人でも多くの方々にこの精神性を映画を通じ届けることができればと思っております。
本来でしたらお手紙を書かせていただかなければならない所ですが、今週末からまた大分、宮崎、鹿児島と行脚が続き、ぐずぐずしているとご挨拶が遅くなると思い、メールを書かせていただきました。
大阪はシネ・リーブル梅田で7月16日(金)から、神戸はシネ・リーブル神戸で7月23日(金)から、それぞれ上映が決まりました、7月16日は私もシネ・リーブル梅田で舞台挨拶をさせていただきます。映画『のさりの島』を、どうか関西にお住いの熊本にゆかりのある皆様に、広くご案内いただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

京都市左京区上高野市川町2-1-201 山本起也

映画のチラシの表裏、新聞記事を何回かに分けて添付でお送りします。ご自由にお使いください。
ご入用でしたら映画のポスター、チラシも郵送いたします。遠慮なくご連絡ください。

 

キャスト
藤原季節  原知佐子  杉原亜美  中田茉奈美  宮本伊織  西野光  小倉綾乃
酒井洋輔  kento fukaya  水上竜士  野呂圭介  外波山文明  吉澤健  柄本明

スタッフ
プロデューサー:小山薫堂 監督・脚本:山本起也
撮影:鈴木一博  照明:守利賢一  録音:吉田憲義  美術:丸山裕司  装飾:嵩村裕司
編集:鈴木歓  スタイリスト:浜井貴子  衣装:藤林さくら  ヘアメイク:近藤美香
VFX:西尾健太郎  タイトル:酒井洋輔  グレーディング:関谷和久
ラインプロデューサー:大目方教史  ロケーションプロデューサー:小山真一
キャスティング:小林良二  監督輔:毛利安孝  制作担当:後藤聡
音楽:谷川賢作 小倉綾乃 藤本一馬
製作/配給:北白川派  製作協力:熊本県天草市 京都芸術大学
宣伝協力:天草ケーブルネットワーク株式会社
協賛:天草信用金庫 ホテルアレグリアガーデンズ天草
後援:JCBA九州コミュニティ放送協議会

ふるさと・天草が舞台の映画紹介” に対して1件のコメントがあります。

  1. 福田 攝子  より:

    かかし村の村長として活躍している碓井弘幸さんと本渡出身の鶴田克幸さんと私の3人は、天高から熊大教育学部数学科で4年間共に学んだ仲間でした。
    卒業後も長く消息をやり取りしていましたが、案山子村村長の碓井さんは、能面掘りを長く続けられ、かかし村のかかしさん達の見事なお面に現れています。本当の能面を若い頃から掘っておられたのですが、「のさりの島」に出てくる最近のかかしは表情豊かで、楽しくて見ていて飽きません。
    碓井さんの指導で、宮地岳の農家の皆さん達は、かかし造りで心が豊かになって、楽しいかかしが映画で全国の人々に見ていただけるのは嬉しい事です。
     もう一つは、小山薫堂さんのご家族と私達親子は、何らかのかかわりがあるという事です。それは母が新合から私を高校に行かせる為に御領小学校に転勤
    してすぐから、御領の大島にある小山さんという旧家の大きな家に、お祭りには毎年招待されてごちそうになった事です。母が出張の時は子供だけで行っていました。母とおばさんが本渡高女の同じ組で仲良しだったそうです。

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