科学部

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   九州高等学校生徒理科研究発表大会 地学部門 優秀賞(九州2位)

私たち科学部は、「世界に貢献できる研究を!」をテーマに、顧問の宮﨑一先生、古田徳仁先生のご指導のもと、活動しています。部員は、三年生三名、二年生四名の計七名で、地学分野と生物分野の研究を進めています。本格的に研究に取り組むのは部員全員初めてであり、どのように進めていけば良いのか戸惑いや不安もありました。そんな中、先生方に研究のいろはを一から教えていただきながら実践を重ねてきました。
八月には神戸で行われたSSH生徒研究発表会に参加しました。日本だけでなく世界各地から高校生が集う大きな大会で、各々の研究成果が発表され大きな刺激を受けました。また、私たちのポスター発表に大学の先生、研究員の方々、文部科学省の方々から助言をいただき、研究の改善点や発表の仕方など多くのことを学ぶことができました。
十月には、生徒理科研究発表会に参加しました。地学分門で最優秀賞を受賞し、全国総文祭への出場権を手にすることができました。その他、オンラインで世界各地の高校生へ英語で発表をしたり、学会に参加したりするなど、普通の高校生活では体験できないような貴重な経験をすることができました。
こうした活動を通して、見通しを持ち、チームで連携することの大切さを知りました。仲間と協力して、地道にコツコツと研究を積み重ねていけば、必ず結果が見えてくるということも実感することができました。この一年間、大変なこともありましたが、充実した日々を過ごすことができ、科学部に入部して本当に良かったと思っています。
こうした私たちの研究を支えてくださった顧問の先生方を始め、協力して下さったたくさんの方々への感謝を忘れず、これからも活動していきたいと思います。そして、私たちの研究がこれからの天草高校の科学研究の礎になれるよう精進していきたいと思っています
“世界に貢献できる研究” を目指して。

           8月 SSH生徒研究発表会(於:神戸国際展示場)

顧問の宮崎先生は、次のように言っておられます。
活動内容は、顕微鏡で珪藻や花粉の化石を観察したり、その結果をパソコンでまとめたり、文献を調査したりなどの地道な活動です。この地道な活動の積み重ねが各種大会での受賞につながっていると思います。
科学部員は努力を怠らず、研究で行き詰まったときなどは話し合いを重ね、協力して研究を行う素晴らしい生徒たちです。この研究に対する姿勢は、県内の高校生の中でもトップクラスのものであると思います(顧問の私が言うもなんですが)。私ができることは少ないですが、より高いレベルの研究となるように生徒の自主性を尊重しつつ、指導していきたいと思います。

平成29年度受賞一覧
熊本県高等学校生徒理科研究発表大会 地学部門 最優秀賞(県1位)
第61回日本学生科学賞熊本県審査 審査員特別賞
第77回熊本県科学研究物展示会 優賞
サイエンスキャッスル2017九州大会 優秀ポスター賞
九州高等学校生徒理科研究発表大会 地学部門 優秀賞(九州2位)

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