天草高等学校SSH関西研修

2018年夏、天草高校ASクラスによる関西研修が実施されました。
昨年度からSSH指定校の認定されたことにより、関西地方での初めての校外授業でした。
ASクラスとは、理数系志望で更に研究を目指す生徒たちで、2年生から卒業まで共に学ぶクラスです。
8月27日から2泊3日で、ASクラス34名と引率3名の先生により実施されました。

1日目(8月27日・月曜)

12時20分、天草エアーラインで大阪空港に到着。
炎天下のもと、モノレールでそのまま大阪大学に移動。大阪大学の学生食堂で、急いで昼食を済ませ「核物理研究センター」での研修に向かいました。
センターでは、與曽井優教授の講義を受けました。
與曽井先生は「レーザー電子光ビームによる光核反応」や「軽核の深部空孔状態の崩壊に関する研究」の専攻で素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論がご専門です。

講義のあとは與曽井先生の案内で、実験施設の見学でした。
  

  

この後、大阪大学大学院で学んでいる、天高卒業生野下君と前田さんが駆けつけてくれ、お話合いを設けました。
生徒の皆さんからあらゆる質問に、ふたりが応えてくれました。

ふたりの大学院生の先輩を囲んで

2日目(8月22・火曜)

研修2日目、午前は3班に分かれて大阪の企業を訪問しました。企業現場に直に接することで、皆さんの視野を広げてくれました。こころよく受け入れてくださった各企業様に感謝します。午後は「海遊館」のバックヤードツァーです。日本では有数の水族館の裏方からの見学実習でした。

  
宿泊はホテルプラザオオサカ

訪問企業は、大和紙料株式会社(宮崎先生引率で12名)、日鉄住金ボルテン株式会社(井上先生引率で11名)、協同シャフト株式会社(小玉先生引率で11名)
の3班に分かれました。
  

協同シャフト株式会社


日鉄住金ボルテン株式会社

大和紙料株式会社

慌ただしい昼食を済ませて、午後は「海遊館バックヤードツァー」です。

  
海遊館へ

3日目(8月29日・水曜)

いよいよ最終日です。今日は場所を移動して神戸へ向かいます。神戸三宮からポートライナーに乗り換えてポートアイランドへ。
理化学研究所神戸キャンパスの「発生・再生研究棟」での研修です。
「生命機能科学センター」の高橋涼香先生の楽しい講義を受けました。高橋先生は当センターのサイエンスコミュニケータです。ライフサイクルを支える動的システムについて学びました。
座学の後は2班に別れて実験室を案内していただきました。

  
理化学研究所の発生・再生棟           炎天下の移動です

  
講義の様子                   実験室

午後は、関西研修最後の訪問地になる理化学研究所計算科学研究センターです。ここには日本最速のスーパーコンピュータ「京」があることで知られています。大型スクリーンを見ながら「京」についての講義を受けました。テレビで見る、台風情報などの画面をつくっている例えなどは理解しやすいお話でした。
かって世界で一番とか二番で話題になったことがありますが、現在は世界で八番の位置だそうです。「京」は計算速度が、一秒間に1京と言われています。数字の単位は千、万、億、兆、京と続きますが、京は10の16乗です。
さらに、「京」の100倍のスピードのポスト「京」の開発研究が続いているそうです。
座学が終わって、「京」に案内しましょうと言われた途端、目の前のスクリーンが引き上げられ、黒のカーテンが開くと目の前にスーパーコンピュータ「京」の全貌が現れたのには驚き、感動しました。

  
理化学研究所計算科学研究センター


スーパーコンピュータ「京」

スーパーコンピュータ「京」に別れをつげて、今回の天草高等学校SSH関西研修のすべての日程が終わりました。帰りはポートライナー、神戸地下鉄から新神戸駅と乗り継いで新幹線で帰途につきました。その後福岡空港から天草へと、皆さん無事に到着したとの報告をいただきました。

あとがき

三日間同行しましたが、若い後輩たちのエネルギーに圧倒され、その限りないパワーを貰いました。話は飛びますが、被災した人たちの「勇気を貰いました」と言う言葉は実感として感じることが出来ませんでしたが、今回34人の高校生たちから貰ったものは、まさしくその実感でした。今後とも、卒業生(同窓会)のこと、在校生のことでもっと頑張ろうという気持ちになりました。皆さん、ほんとうにありがとう!
34名の若き後輩のみなさん、猛暑と炎天下の移動も伴いお疲れさまでした。今回の関西研修が、この後の皆さんの人生にどのように役にたってくれるのか、私たちは見守って行きたいと思っています。引率の井上先生、宮崎先生、小玉先生、酷暑の中お疲れさまでした。事故なく目的を達成されたことを、私たちも嬉しく思っております。
同窓会「あまたか関西」としての課題も見えてきました。
分析して、来年はより快適な研修ができるような応援態勢を整えたいと思います。
(太田記)

天草高等学校SSH関西研修” に対して1件のコメントがあります。

  1. 相川博道 より:

    この度、先輩達が
    『あまたか関西・会則
     第2条 この会は、・・・、母校・・・の発展に寄与することを目的とする。』
    を、身をもって示してくださいました。ありがとうございました。
    連日の猛暑の中、本当にご苦労様でした。

  2. 井上博登 より:

    天草高校の井上です。
    SSH研究主任をしております。
    本校関西研修の記事ありがとうございます。
    実施にあたり、関西同窓会の方々に案内等をしていただきました。
    初めての取り組みでありましたが、生徒にとって何物にも代えがたい研修となっているようです。
    また、SSH通信や本校HP内で、活躍する天高生の姿をお知らせできればと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

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