「天草﨑津集落」世界文化遺産に決定

郷土天草から世界に発信

2018年6月30日が歴史的な日になりました。バーレーンの首都マナマで開催中のユネスコ(国連教育科学文化機関)世界遺産委員会は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎、熊本両県)を世界文化遺産に登録すると決定しました。キリスト教が禁じられた江戸~明治初期に、既存の宗教と共生しながら信仰を守り続けた、崎津のような潜伏キリシタンの集落や、島原の乱の舞台の原城址、禁教がとけて信徒が信仰を告白した「信徒発見」の国宝大浦天主堂など12の資産が認定されています。
当初は、長崎県沿岸部や離島に散らばる教会を中心に、キリスト教の伝来から弾圧、復活までの歴史的価値を強調して、国内の文化審議会で世界遺産への推薦候補に選ばれました。しかし、国内の事情でこの時の推薦は見送られます。2014年のことです。
翌年に正式に推薦されるのですが、ユネスコ諮問機関イコモスから日本の特徴である禁教期に焦点を当てるべきだとの指摘を受け、いったん取り下げて構成資産を絞った上で、2017年に再び提出したものです。

事前審査したイコモスに「禁教期にもかかわらず、ひそかに信仰を継続した独特の文化的伝統の証拠だ」と評価され、30日の審議でも、「ユニークで傑出した歴史を語る価値ある世界遺産だ」などと登録を支持する意見が各国から相次いだということです。

国内22番目の世界遺産で、内文化遺産が18件、自然遺産が4件です。

1 法隆寺地域の仏教建造物 奈良 1993 2 姫路城 兵庫 1993
3 屋久島 鹿児島 1993 4 白神山地 青森・秋田 1993
5 古都京都の文化財 京都・滋賀 1994 6 白川郷・五箇山の合掌造り集落 岐阜・富山 1995
7 原爆ドーム 広島 1996 8 厳島神社 広島 1996
9 古都奈良の文化財 奈良 1998 10 日光の社寺 栃木 1999
11 琉球王国のクスク及び関連遺産群 沖縄 2000 12 紀伊山地の霊場と参詣道 三重・奈良・和歌山 2004

 

13 知床 北海道 2005 14 岩見銀山遺跡とその文化的景観 島根 2007
15 平泉 岩手 2011 16 小笠原諸島 東京 2011
17 富士山 山梨・静岡 2013 18 富岡製糸場と絹産業遺産群 群馬 2014
19 明治日本の産業革命遺産 岩手・静岡・山口他 2015 20 ル・コルビュジエの建築作品国立西洋美術館 東京 2016
21 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 福岡 2017 22 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 長崎・熊本 2018

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です